中イキの意味と、言葉の成り立ち
中イキは、「中」と、オーガズムに達することを表す「イク」を合わせた言葉です。読み方は「なかいき」で、クリトリスで達する「外イキ」と分けて、膣の中で感じることを言うときに使われます。
「中」が指すのは、膣の中のうち、入り口に近いほうです。Gスポットと呼ばれる場所と結びつけて語られることもありますが、体の作りには個人差があり、感じる場所が決まった1か所とは限りません。
中イキは場所の名前ではなく、そこで感じる感覚、またはそれで達することを言う言葉です。説明のしかたは人によって違い、「内側からじわじわ高まる」と話す人もいれば、違いがよく分からないという人もいます。どの説明が正しい、ということはありません。
外イキ・中イキ・奥イキの違い
3つは、どこで感じるかによる呼び分けです。中イキは、外イキと奥イキのあいだにあたります。
| くらべること | 外イキ | 中イキ | 奥イキ |
|---|---|---|---|
| 感じる場所 | クリトリスのまわり | 膣の中の、入り口に近いほう | 膣のいちばん奥のあたり |
| 気づきやすさ | 場所が分かりやすい | 場所がつかみにくく、慣れが要ることがある | 中イキよりさらに、つかみにくいと言われる |
| よく言われる感じ方 | はっきりと、短く高まる | 内側から、じわじわ高まる | 体の深いところから、広がる |
| 気をつけること | 強すぎるとひりひりする | 乾いてこすれるときや、痛いときは止める | 強く押されると痛むことがある |
3つは、体の外側から奥へ向かう順に並べた呼び方です。ただ、きれいに分かれるとは限らず、重なって感じる人も、どれもはっきり分からない人もいます。
中イキでよく聞く誤解
- 「中イキできて、はじめて一人前」:どれが上ということはありません。外イキのほうが分かりやすい人もいて、中で達しないことが体の問題を表すわけではありません。
- 「強く、速くすれば中イキする」:力を強めるほど、こすれて痛みやすくなります。弱い力でゆっくり、安心できる状態のほうが、体の力が抜けやすいと言われます。
- 「痛いのは、中イキの前ぶれ」:痛みは前ぶれではなく、止める合図です。
- 「相手の腕しだいで決まる」:相手の技術だけで決まるものではありません。緊張、体調、安心できているかも大きく関わります。
痛いときは止める合図
中イキを試す場面で、次のようなことがあれば、そこで止めて休んでください。
- ひりひりする、つっぱる、引っ張られる感じがする
- 乾いて、こすれる感じがする
- 体に力が入って、息が止まる
- 怖い、やめたいという気持ちが出てきた
乾いてこすれるときは、続けずにいったん止め、肌にやさしい潤滑剤を使う人もいます。それでも痛みが毎回ある、出血する、ふだんから下腹部が痛む、かゆみやいつもと違うおりものがあるときは、婦人科などの医療機関で相談してください。
中イキできなくても、おかしくありません
感じ方には個人差があります。緊張、体調、疲れ、不安、相手との関係でも変わり、同じ人でもその日によって違います。
中イキの経験がなくても、体のどこかに問題があるという意味ではありません。知らないままの人も、外イキだけで十分という人もいます。
気になるときは、まず痛みや怖さがないか、止めたいときに止められるかを確かめてください。
よくある質問
中イキとは何ですか?
膣の中の入り口に近いほうで感じて達すること、またはそのときの感覚を言う言葉です。医学の用語ではなく、外イキ・奥イキと並べた呼び方として使われます。
外イキ・中イキ・奥イキは、どう違いますか?
体の外側から順に、クリトリスで感じる外イキ、膣の入り口に近いところで感じる中イキ、さらに奥で感じる奥イキと呼び分けます。きれいに分かれるとは限らず、重なって感じる人もいます。
中イキで痛いのはなぜですか?
原因をひとつに決めることはできません。乾いてこすれる、力が強すぎる、緊張で体がこわばる、といったことで痛むことがあります。痛みは中イキの前ぶれではなく止める合図なので、続けずに休んでください。毎回痛い、出血するときは医療機関で相談してください。
中イキできないのはおかしいですか?
おかしくありません。感じ方には個人差があり、緊張や体調、その日の気持ちでも変わります。
中イキと奥イキは、どちらが上ですか?
どちらが上ということはありません。外イキのほうが分かりやすい人もいます。名前を当てはめるより、痛みや怖さを我慢していないかを確かめるほうが大切です。